ひでかず歯科口腔外科クリニック

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口臭症

Halitosis

口臭症

口臭症

お口のにおいのことで、このようなお悩みはありませんか?

  • ご自身のお口のにおいが気になる、悩んでいる。
  • ご家族やご親族から、お口がにおうと言われる。
  • 学校の友人や職場の同僚から、口臭があると言われる、あるいは口臭があると言われなくても、その人達のしぐさや態度から、自分の口臭で迷惑をかけてしまっているのではないかと思い悩んでいる。
  • 電車やバス、公共の場所で、見知らぬ人が私の口臭に反応しているのではないか、と思う。
  • ご自身の口臭が気になり、人前に出たり、人と近づいたり、人と向き合うことがしづらい。
  • ご自身ではなく、お子様やご家族などのお口のにおいが気になっている、悩んでいる。

当院では、患者さんの口臭に対するお悩みを、「こころ」と「からだ」の両面から診察を行うことが重要と考えております。

お口の中に存在するにおい物質の評価やその原因を検索することももちろん大切ですが、口臭に悩む方の中にはお口の中のケアを十分に行っておられるにも関わらず、人の言葉や仕草などから、自分の口臭のせいで迷惑をかけていないか、お口のケアが足りないのではないか、とお悩みになる方もいらっしゃいます。

そのため、当院では「口臭の診療」は、「こころ」と「からだ」の両面を診察させていただくこととしております。

当院では、口臭の診療につきましては、初診では原則、保険診療の範囲での対応とさせていただきます。その後の診療によって、保険診療の範囲で行えない対応につきましては、患者様と十分にご相談を行い、同意をいただいたうえで、保険適用外診療として行わせていただきたく考えます。

当院の「口臭の診療」(一例)

「口臭の診療」初診:診察時間はおよそ1時間程度を見込んでおります。

(待合室にて)

  • 当院の通常の問診票のご記入
    (問診票には、「保険適用の範囲での診療希望」、あるいは、「保険適用外の診療も説明を受けたうえで考えてみたい」、というご希望を伺う項目を含みます)
  • お口のにおいの症状に関するアンケートのご記入

(診察室にて)

  • 問診票およびお口のにおいの症状に関するアンケートをもとに、医療面接(問診)を行います。
  • 口腔内の診察
  • お口の中の記録写真撮影

ここまで行いましたら、上記の問診や診察などから、必要と考えられる検査や方針をご提案します。検査は、患者さんの症状やお悩み、お口の中の所見により異なります。初診は、患者様のお悩みについて伺うこと、治療計画の提案、および官能検査(直接、医療者に対して息を吹きかけていただく方法ですが、できるだけ検査に抵抗がないよう配慮をさせていただきます)を中心といたします。第2診以降より、検査・総合診断・治療を進めてまいります。

口臭の測定につきましては、簡易ガスクロマトグラフィー形式の口臭測定器による検査もご用意しております。口臭測定器による検査は、保険適用外とさせていただいておりますため、必要に応じて、第2診以降での検査を、患者様の同意のもと計画させていただきます。その際、再診料や他の検査料を含めて以下の「主な自費診察料」での診療となりますことをご了承ください。

一連の診察および検査の結果、口臭の原因と考えらえる「からだ」の状態や疾患、および「こころ」の状態や疾患につき、当院での治療やケア、かかりつけ歯科の先生方での治療やケア、病院医科や口腔外科などの受診や精密検査の依頼などを検討させていただきます。

主な自費診察料

当院の口臭の診療に対する自費診察料(金額は税込み)は以下のとおりです。

第2診以降に、保険適用外の検査をご希望の際は、下記の費用での診察や検査、治療となりますことをご了承ください。

  • 診察料
    再診料(1回につき):2110円
  • 検査料
    ・口臭測定(簡易ガスクロマトグラフィー形式):3240円
    ・刺激時唾液分泌量測定(ガム試験あるいはサクソン試験)110円
    ・口腔水分計による口腔粘膜の乾燥評価:510円
    ・心理検査:870円
    ・細菌顕微鏡検査(口腔カンジダ):2110円
  • その他
    ・院外処方箋:740円
    ・他院への診療情報提供料:2700円

詳細などご不明の点は、お問い合わせください。

キトキト口臭チェック

  • ●費用:1回3900円(保険適用外・税込み)
  • ●検査およびアドバイス時間:概ね30分を見込んでおります。

当院では、口臭測定のみをご希望の方には、「口臭の診療」とは別に、「キトキト口臭チェック」もご用意しております。 

本チェックでは、官能試験(当院では、直接検査者に息を吹き付けていただく方法を採用しております)、口臭測定器を使用したお口のにおい物質(揮発性硫黄化合物)の測定、および結果に対するアドバイスを行わせていただきます。

※測定の際、下記に示します「チェック当日の注意事項」をお守りいただきます。お守りにならずに検査を受けた場合、正確な測定結果が得られない可能性があります。

本チェックは予約制としております。ご希望の方は、メールまたは電話でご予約をお願い申し上げます。

●電話での予約(診療時間内のみ)
キトキト口臭チェック希望の旨をお伝えください。

●メールでの予約
メールアドレス:
info(あっと)hidekazu-shika.jp
*お手数ですが、メールアドレス入力の際に(あっと)を@に置き換えてください。

メールには、下記のご入力をお願いします。

  • 【件名】
    「キトキト口臭チェック」とご入力ください。
  • 【本文】
    お名前
    チェックの希望日時(候補日時をいくつか挙げていただけますと助かります)
    ご連絡先(お電話番号およびメールアドレスをご記入願います)
(重要)チェック当日の注意事項
  • □お食事は、チェックの3時間前にお済ませください。
    チェック前の食事に、においの強いもの(にんにく・ネギ類・アルコール飲料など)はお控えください。
  • □ガムやキャンディーなども、チェックの3時間前からお控えください。
  • □コーヒーやお茶などの飲料は、チェックの1時間前からお控えください。
  • □チェック直前の歯みがきやうがいはお控えください。 歯磨剤(歯磨き粉)、洗口液、ブレスケア製品の使用もお控えください。
  • □喫煙をする方は、チェックの30分前からは避けてください。

以上の注意事項をお守りいただきますよう、お願い申し上げます。

「口臭」と「口臭症」

日本口臭学会では、「口臭」と「口臭症」は下記のように定義されています。

  • 口臭とは、本人あるいは第三者が不快と感じる呼気の総称である。
  • 口臭症とは、生理的・器質的(身体的)・精神的な原因により、口臭に対して不安を感じる症状である。

子どもと口臭

近年、口臭に悩む子どもや、子どもの口臭に悩む両親や家族が増加しているとされています。

習慣的4)、あるいはアレルギー性鼻炎による慢性的な鼻づまりに伴う口呼吸5)は、小児の口臭の原因のひとつとして考えられています。

また、歯垢(プラーク)の付着の程度が高い場合には、口臭の主な原因物質とされている揮発性硫黄化合物の濃度が上昇するとされています6)

子どもの口臭への対応に際して、それが口臭だけの問題なのか、あるいは口臭に対して誰かが不安を抱えているのかどうか、そして、「不安を抱える」のは誰なのか(子ども本人?子どもではなくその両親?)について慎重に診察を進める必要があるとされています7)

そのため、当院では未成年(20歳未満)の口臭に関する診療につきましては、必ず保護者の方同伴で来院いただくこととしております。また、場合によっては保護者の方にもお子様と同様の検査やアンケートの記入をお願いすることがございます。

子どもにとっては、診察や検査は大人以上に心身的に苦痛を伴う場合があり、保護者の方のにもご協力をいただくことが大切と考えております。

舌苔(ぜったい)と口臭

舌苔と口臭

舌苔に対しては、舌ブラシを中心とした清掃が重要と考えます。

舌の清掃器具や清掃方法の情報は様々であり、現状は標準化はされていないようです。

しかし。歯を磨くハブラシでついでに舌も磨くというお話を伺うことがありますが、明らかに方法や力加減が適切でない舌清掃は舌を傷付けてしまい、口臭除去に逆効果となる可能性も考えられます。専門的な指導が必要であると考えます。

う蝕、歯垢(プラーク)、歯周病と口臭

歯垢と口臭

歯周病では、深い歯周ポケットの中で高いタンパク分解能を有する嫌気性細菌が増加し、口臭の原因となるとされています。

また、多数歯のう蝕もデンタルプラークの蓄積や歯周疾患への移行などにより、口臭の原因となり得ることがあります。

う蝕や歯周病の治療および専門的な口腔衛生指導に加えて、日常のセルフケアを行っていただくことが重要と考えます。

全身疾患と口臭

糖尿病や肝臓の疾患、腎臓の疾患の進行に伴い、特異な口臭を認めることがあります。

そのにおいは、血液中の臭気成分が、肺でのガス交換の際に呼気中に放出されて発生するとされます。前述した全身疾患の治療を受けていただくことが重要と考えます。

入れ歯と口臭

入れ歯の大部分を占めるレジンという材料には吸水性があり、唾液成分などが吸着するとされています。清掃状態の悪い入れ歯は臭気を発生するため、入れ歯をご使用の方はその清掃も重要と考えます。

ドライマウスと口臭

ドライマウスと口臭

唾液の分泌低下による口腔乾燥も口臭の原因となりうると考えられます。

唾液の分泌を促すような、唾液腺のマッサージや食事中によく咀嚼をすることは大切と考えます。

また補助的に洗口液(マウスリンスやマウスウォッシュと呼ばれるもの)や口腔用保湿剤(マウスジェルやマウススプレーなどと呼ばれるもの)の使用も、口臭の軽減に効果が得られる可能性が考えられます。

口腔粘膜疾患と口臭

口腔粘膜疾患では、口腔粘膜上皮が剥がれることや出血や壊死により生じたタンパク質を、口腔内の細菌が分解することで口臭が発生されるとされています。

患っておられる口腔粘膜疾患の治療に加えて、病気の勢いが強い時期は患者さんがセルフケアを行うことが困難と考えられますため、専門的な口腔ケアを受けていただくことは有用と考えます。病気の勢いが軽減してきた際は、セルフケアへ移行していくための指導や訓練は重要と考えます。

参考図書および文献

1)宮崎秀夫編:口臭診療マニュアル EBMに基づく診断と治療.第一歯科出版,東京都,2007;3

2)日本口臭学会ガイドライン策定委員会:「口臭への対応と口臭症治療の指針」を目指して.日口臭誌 2013:4:pp20-25

3)佐藤英和:ひとくちメモ 口臭と口腔ケア 日本医師会雑誌 2015 : 144巻3号 : p490

4)Kanehira T, et al: prevalence of oral malodor and the relationship with habitual mouth breathing in children. J Clin Pediatr Dent. 28: 285-288, 2004.

5)小久江由佳子ら:小児の口呼吸に関する実態調査-保育園年長児の保護者に対するアンケート調査- 小児歯科学雑誌 41 (1) : 140 – 147 , 2003

6)齋藤正人ら:小児期の口臭に関する調査-口腔内状態と揮発性硫黄化合物の関連性について- 小児歯科学雑誌 46 (5) : 566 – 569 , 2008

7)金 明善, 中井 利江子 : 11歳で口臭不安を抱え,母親とともに口臭外来を受診した一例 日口臭誌 9 (1) :29-35 , 2018