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ひでかず歯科口腔外科クリニック

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舌痛症・口腔異常感症

Glossodynia , Oral dysesthesia

舌痛症・口腔異常感症

舌痛症

主な症状

舌やお口の粘膜に、以下のような症状やお悩みはございませんか?

  • 疲れやストレスを感じたときに、ピリピリ・チリチリ・ザラザラ・ネバネバなどの痛みや違和感がある。
  • 何もしていなくても、ピリピリ・チリチリ・ザラザラ・ネバネバなどの痛みや違和感がある。
  • 食事をしているときや、物事に集中しているときには、痛みや違和感がなくなったり、軽くなったりする。
  • 痛みや違和感が気になって、舌やお口の粘膜を頻繁に鏡でみてしまう。
  • 痛みや違和感が、舌がんや何か悪い病気の前兆ではないかと気になる。医療情報の本やインターネットなどが気になってしまう。
  • 痛みや違和感が気になると、舌の先を歯にこすりつけたり、舌の先で気になる部位を触って確認したりしてしまう。
  • 唾液が出すぎてしまう。

原因について

上記の様な症状は、口内炎やドライマウスなどの症状のひとつとして、またお薬など治療の副作用のひとつとして生じることもあります。
また、上記のような症状の自覚があるのに、ご自身で観察をしたり、他の医療機関で診察を受けたりしても、所見が目にみえない場合や原因が不明の場合、舌痛症(ぜっつうしょう)、バーニングマウス症候群(口腔内灼熱症候群)、口腔内異常感症という病気の可能性が考えられます。

これらの病気の原因は、残念ながらまだ世界的に明らかにされていないようです。
近年では、バーニングマウス症候群については、神経障害性疼痛や痛覚変調性疼痛といわれる痛みの種類のひとつとも考えられており、目に見えないほどの炎症性、内分泌性、免疫性、心因性などの要因が示唆されているようです。

当院の診療の方針

舌痛症やバーニングマウス症候群、口腔内異常感症については、原因がはっきりとしないため、残念ながら現状、完全には「治りにくい」ものと考えられています。

これらの症状をお患いの患者様の中には、ご自身でもよくわからない症状を発症したことや、医療機関を受診しても原因がよくわからないことに対し、不安や悩み、長引くと気分の落ち込みを伴う方もいらっしゃるかと存じます。

当院では、まずは症状についてよくお話をうかがうこと、口腔粘膜の診察を行うこと、説明用の写真を撮影し、自覚されている症状に見合う所見がみられるかどうかを、ご一緒に確認をいただくことの実施を検討します。
自覚症状に見合う所見がなければ、舌痛症やバーニングマウス症候群、口腔異常感症の可能性についておおまかに説明を行います。

ときには、口腔がんなど悪性の病気ではないと知るだけで、安心なさってか、自覚症状が軽減する方もいらっしゃいます。
原因は不明ではありますが、このような病気があることをまずは知っていただくことは、患者の皆様に少しでもご安心いただく意味で大切かと考えております。

痛みや違和感が続くようでしたら、当院では可能な範囲で、必要により検査や診察の継続、お薬での治療を検討いたします。可能な限り保険診療の範囲で、薬物療法につきましては極力副作用のリスクに配慮した対応を優先的に検討したいと考えております。具体的には、含嗽薬など局所療法、内服薬には漢方エキス剤を想定しております。

前述しましたが、完全には「治りにくい」病気とされておりますため、当院における治療の目標設定は、「生活に概ね差し障りが出ない程度の病状への軽減」ではないかと考えております。
また、当院では対応困難でお役に立てないと判断した際は、本症状をより専門的に対応されていると考えられる医療機関様への受診勧奨やご紹介を検討いたします。